FC2ブログ

尿酸化剤の副作用について

ストルバイト君のマックの療法食に関して、
薄皮饅頭さんから、尿を酸性にする療法食に関連で、
尿酸化剤の副作用に関して、以下の様な情報をコメントで頂き、
とても有益な情報なので、薄皮饅頭さんの同意を得て、
記事としてアップする事としました。

記事の後に、私がメーカーに電話で問い合わせた結果も載せておきます。

*コピー*

【アルカリ尿対策の市販のフードのいくつかの副作用の可能性】

 シュウ酸カルシウム結石以外に、ワタシが
 長期間尿を酸性化することで副作用になるのではないかと疑っていたのは
 代謝性アシドーシス、それから腎不全、高メチオニン血症でした。
 ただ、決め手になる信憑性のありそうな情報が不足していたのと、
 単に療法食が良くない的発言を公の場でするのもイカンかなと思いから、
 可能性という曖昧な言い方しちゃったワケです。
 ごろ太は今のところ泌尿器系に問題はないようだけれど、明日はわが身。
 機会があれば調べられることは調べておきたいと思いつつ、
 そのうちちゃんと調べよう~と思いつつ、だらだらしていたオシリに火が
 点いて(笑)それなりに調べがつきました。たぶん・・・。


 アルカリ尿を酸性に傾けるためにフードに添加される薬剤には

  ●塩化アンモニウム
  ●メチオニン

 などが挙げられるようですが(他はちょっと把握してないです)、
 これらは前述したように尿酸化剤というとこになります。
 メチオニンは人気があるみたいで味やニオイをつけて(そのままでは動物は
 まず口にしてくれないほど不味いらしい)サプリメントとして売られてたりも。
 ウサギやプレーリードッグ(!)などにも使われているようです。

 で、これらの有用性は確かに認められているのだけれど、
 やっぱり多量に投与することにより毒性を示すことがあるらしいんです。
 副作用の例としてアシドーシスに注意するよう書かれている文書をみつけました。
 (身体が過剰な酸を代謝できず酸性になってしまうのが代謝性アシドーシスです)

 >http://www.anihos.com/4F/personal/006.html
 この文書、ペットクリニックアニホスという動物病院のサイトにあります。
 獣医師名簿には名前の載っていない方の研究論文(?)のようでした。
 文字がびっしりで読みづらいのですが、猫下部尿路疾患に興味のある方には
 なかなか読み応えのある盛り沢山の内容かも。



 それからもうひとつ、2003年の10月にタイのバンコクで行われた
 世界小動物獣医団体会議で、ミネソタ大学の獣医学部の人たちの学会発表の
 サイトに、突発性膀胱炎についての報告論文(?)があるようで、
 ワタシにはとてもそれを訳すことはできませんが、
 なんと日本語に訳してくださっている方がいらっしゃいました。
 飼い猫の膀胱炎に悩んでいるドイツ在住の(!)方のようです。

 >http://mblog.excite.co.jp/user/chibininn/entry/detail/?id=11998673

 その訳文の中にこんな記述を見つけましたよ!

 市販のフードの大半は尿を酸性にするようデザインされている。
 薬によって尿を酸性にすると、
  ・既に腎機能に問題のある猫
  ・尿を酸性にする治療食を食べている猫、
  ・成長期の猫
 には医原性の疾患が生じる可能性が高い。

 長期にわたって尿を極端な酸性に保つことは、
  ・血中カリウム不足
  ・腎不全
  ・骨中のミネラル分の減少
  ・尿中のシュウ酸カルシウム結晶
 の生成などのリスクを高める。

 また、メチオニンの大量摂取は、
 ハインツ小体性貧血やメトヘモグロビン血症を引き起こす可能性がある。


【おまけ?】

 高メチオニン血症はニンゲンの病気として知られているものですが、
 猫がこれにかかるかどうかまではちょっと調べられませんでした。
 同じ哺乳類だから可能性はあるんじゃないかと睨んでいます。

 ちなみに、ニンゲンの
 高メチオニン血症とは、過食や高カロリー食を頻繁に食べて(ハンバーガー?!)
 体内の代謝能力の許容量を超えたメチオニン摂取が行われると誰にでも起こりうる。
 自覚症状はないことが多く、血液検査で発見されるのだとか。
 再発を繰り返して慢性化すると、肝障害や視力低下などを引き起こしたり、
 血栓や塞栓が起きて死亡に至る場合もあるんだって・・・。
 体質的に代謝能力の低い人や腎肝障害のある人、肥満の人はなりやすいらしいです。

 ついでにもうひとつ、メチオニンとは、
 猫がタンパク質を代謝するための必須アミノ酸のひとつ。
 (アルギニン、タウリン、メチオニン、シスチン)

 ところでビタミンCの過剰摂取も代謝性アシドーシスを招くのかどうかについては
 ちょっとわかりませんでした。理屈からいくとおそらく招くのでは。
 でも、代謝の弱い個体には長期的に過剰に与えるのはよくなさそうですね。
 どのみち、ろ過器であるところの腎臓には負担になりますよね。
 それにお腹がゆるくなるしね、たぶん。

 とりあえず現時点で、療法食を全面否定することはないと思うのですが、
 (実際問題として石やら砂を早いとこどうにかせにゃアカンし)
 状態が安定するようであれば、長期に渡って使って行くかどうか考えるためにも
 いろんな可能性はできる限り知っておきたいところですよね。

 ただ、前にもお話したように医者は療法食を拒絶すると嫌がります。
 嫌がるというよりも、獣医さんって小鳥からワニから象まで診なきゃならなくて、
 それだけでも頭の中いっぱいだと思うんですよ。ワニや象は言い過ぎ?
 その上、ホリスティック医療だのなんだのと勉強する余暇は、実際にはなかなか
 ないんじゃないでしょうか。
 患畜(ちょっといいコトバじゃないけど)の飼い主が、知らないところで余計な
 ことをすると病院で処方した薬とケンカして状態を悪化させたりすることも
 当然あるだろうし、手を出さないで欲しいというのが本音かもしれません。

*コピー終わり*


追記 by REI

マックが食べているロイヤルカナンライトに関して、メーカーに電話で問い合わせしました。
(ここはメール問い合わせをしていないので、電話となります。)
尿酸化剤のdlメチオニンですが、コントロールライト(療法食、維持食)では、
400カロリーあたり1.15g入っているそうです。
メーカーとしてはコントロール食は基本的に、ミネラルバランスで尿を酸性に保つ様にバランスを取っていて、
不足分をdlメチオニンを使っているとの説明でした。 (あくまでもメーカーの言い分です。)
またより症状が重い場合の療法食(コントロール0&1)でもメチオニンの含有量は余り変わらないとの事でした。
これを100gあたりにすると約1.1%になり、多い様に思ったのですが、
電話の説明ではこの量はメーカーテストで妥当とされた量であり、また猫や犬は人と異なり余分な成分は代謝で排出する事が出来るので、アシドーシス等の心配は無いとの事でした。

餌の与え方は回数を決めて与えた方が良いかという問いに関しては、
一般的に餌は置きっぱなしにしない方が良いが、餌の回数は一般的に3回位だと思うが、
療法食を食べさせていれば尿は弱酸性になるので、食べ方で推奨する方法は無いとの事でした。
(まあ、そうだわな。 療法食を売ってるんだから。苦笑)
それより問題は適量を与える事だそうです。(カロリー、含有成分ともに多過ぎる事になるからでしょうか)


以上が電話での問い合わせの結果です。(そのたナトリウム問題がありますが、ストルバイト結石には無関係なので)
どう判断するかは、飼い主毎の次第だと思います。

尚、ロイヤルカナンではこのdlメチオニンのサプリメントを販売していて、
体重1kgあたり200mgを越えない様にとの注意書きがある様です。
上記のコントロールライトのメチオニンを体重5kgに対応する食事量に換算すると、
約900mgにり、上記の5kgの上限1,000mgギリギリの数値ですから、
療法食のdlメチオニンの量はやはり結構多い様に思います。

ただ、私自身は大きな副作用を起こす量が入っていれば、メーカーは自分で自分の首を絞める事になりますから、
一応はメーカーの説明を信じる事にします。
しかし
1. ナトリウム量とdlメチオニン量ともにやはり多いと思う事。(ロイカナの場合)
2. ストルバイト結石はメスにも同様の割り合いで起こる。
3. にも係わらず、尿道が狭い為に雄に排尿問題が起きて、病気が表面化する。
4. 同じ様にストルバイト結石が出てもメスは気がつかない場合が多い事になる。

従って、私は問題はアルカリ尿やストルバイト結石が出る事ではなく、
(勿論、これが下部尿路疾患の大きな原因なのだが)
排尿困難や膀胱炎なので、今回の様に排尿に異常を感じた時は、
医者推薦の療法食を1ヶ月を目安に使い、その後はFLUTDを配慮した一般職に戻すという
方法でやってみたいと思います。
同時に今やっているささみスープや缶詰湯割りスープをオヤツとして与える事は続けます。
(2月~3月にかけてこれをやった結果、排尿問題が少しあったのですが、また試してみます)

春になって2匹のバトルが目に見えて増えたので、運動量も増えています。
これが良い方向に働くことを期待します。








テーマ: - ジャンル:ペット

コメント

[title]:ノンノ御菓子ブック

アルペン猫さん、

すっかり忘れてた!
何回も書こうと思ったのですが、

私もノンノのお菓子ブック、持ってました。
多分、皆さんのより古い初版のだと思いますけど。

  1. 2010/03/27(土) 14:51:29
  2. URL
  3. REI #-
  4. [ 編集 ]

[title]:Re: タイトルなし

アルペン猫さん、
私も、日本語なのにすごーく難しい。
知らない単語が沢山あるし、論文は専門家向けなので、
シロートには超難関。
でもネットに出回っている2次的3次的意見より信頼出きて、
貴重な情報です。
でもねえ、本当は必要ないのが一番。
太郎ちゃんは野性味たっぷりなので、なり難い様な気がします。(これ、褒め言葉ですよ)

そうそう、日本人だと夕食はちゃんと食べたいですよね。
昔、昔は西洋の人達はお昼がディナーだから、夕食が軽かったのでしょう。
私がザルツブルクに居た頃もまだ、昼に2時間位閉まってしまう店がけっこうありました。
今は昼休みは日本と同じ様なシステムでしょうか。
だとするとドイツ人も夕食はきちんと食べる様になったのでしょうか。
興味深いなあ。
それとも、アルペン猫さんの相方さんが、とてもラッキーなのかな。
お姑さんの話とか、お料理への不満とか、とっても日本的な感じがしました。(笑)


  1. 2010/03/27(土) 14:45:22
  2. URL
  3. REI #-
  4. [ 編集 ]

[title]:

難しい言葉がいっぱい(>_<)
皆さん、かわいい息子、愛猫のためにいろいろと勉強されてるのですね。
私も今からいろいろ知っておく必要があるだろうけど、ああ、知らなくてはいけないことが多過ぎて頭になかなか入りそうにないです…。
皆さんには本当に頭が下がります。

↓毎晩、暖かいもの作ってますよ~。
私はやっぱり、夜はしっかり食べたいので^^;
ただ、週末とかは、時々夜もパンとチーズとハム、ちょっとした生野菜で済ませることもあります。
ハムの種類が豊富なので、その点はこっちの軽めの食事もいいですよね^^
  1. 2010/03/27(土) 00:51:22
  2. URL
  3. alpenkatze #6fcXaNLA
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

# プロフィール

REI

Author:REI
メイとマックの猫2匹との日々。
長期放浪中のトムは何処に?

# カレンダー

06 | 2020/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

# 最新記事

# 月別アーカイブ

# 検索フォーム

# メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

# 固定要素

ココに固定表示したい内容物