「永遠の0」



寒い! 昨日も今日も最高気温が10度ありません。
先週から日々の温度差が激しくて、20~10度を行ったり来たり。
いくら三寒四温でも、2月と5月を行ったり来たりは勘弁です。

もっともここ2週間位は自分達のベッドで寝ていたお猫様が、
私の布団の上で寝たり、
昨夜はメイが布団の中で一緒に寝てました。
寒いと人間暖房が必要になるらしいです。 
マックは可哀相に、一匹で猫ベッドで丸まってました。
メイは要領が良いからなあ。



さて、老眼とPCですっかり目が悪くなり、
本を読むのが面倒になって、数ヶ月まともに本を読んでなかったのですが、
新聞の本の紹介欄で面白そうな本があったので、久しぶりに読んでみました。


「永遠の0」   百田尚樹 著

第2次世界大戦中、海軍の航空兵?として戦い特攻で亡くなった1兵士の人生を、60年後に孫が調べるという話です。
当然フィクションですが、当時の海軍の航空隊?の様子が良く判る内容だと思います。

アマゾンの書評では賛否分かれていて、特に参考文献にあがっている戦記物を読んでいる方々には、丸写しと評判が悪い様ですが、その辺りを殆ど読んでない私には、充分に読み応えがある本でした。

戦争に関する本は全く読んでない訳ではなく、いくつかは読んでいて、陸軍の愚かな作戦で多くの兵士が亡くなった事や、市民を巻き込んだ沖縄戦や、終戦後の満州の様子などは、本やTVの特集で知っていましたが、航空隊?もまた無謀な戦いを強いられていた事をて知りました。(フィクションとはいえ)
特に、海軍の特攻兵器回天(人間魚雷)は知っていましたが、人間ミサイルともいえる桜花の事は始めて知りました。

そして当時の戦争指導者と日本の記述が、まるで原発を巡る今の日本と通じる物がある様にも感じられたのです。
現実を見ようとせず結果を考えず、事実を国民に知らせず、盲目に突っ込んでいく軍部と、
原発の危険性を知らせず、核廃棄物の始末方法もなく、安全神話と環境エネルギーという大嘘で塗り固めた、原発政策。
うがち過ぎなのかなあ・・。

ところで、この本では兵隊を使い捨てにする日本軍と、兵隊の命を第一に考える米軍という比較が何回も出てきますけど、それはどうなんでしょう。
日本軍と比較すればそうかもしれないけど、「ぼくたちは水爆実験に使われた」を読めば、いずこも一兵士は使い捨ての道具に過ぎないと思われます。

戦争自体が命なんかどうでもいいからするんだからね・・。


と、面白かったのこの百田という作家の他の作品を読んでみようと思ったのですが、ここまで芯のしっかりした作品はこれだけみたい。
この本にしても狂言回しの現代の部分は陳腐な話なんだけど。
以前に澤田ふじこの「天平大仏記」を読んだ時に、その骨太の歴史小説に感動したけど、その他の作品が比較的軽い時代小説ばかりなのにちょっとがっかりしたのを思い出しました。 それも面白いんですけどん。
作家が何作も大作を書くというのは、大変な事なんでしょう。






P1070621.jpg
そんな本なんか読んでないで、私と遊びなさい!



と、じゃらしをくわえて来て(アルペン猫さん、ありがとうございます)、私が読んでる文庫本の上に無理やり乗って邪魔するメイさんです。

本読ませろ!






コメント

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  1. 2013/04/12(金) 04:12:02
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  1. 2013/04/10(水) 03:40:05
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鍵コメ様

ああ、これは鍵でないと書けないですね。(笑)
という事で、そちらに鍵で明日お返事させて下さい。 色々と。


  1. 2013/04/08(月) 20:33:55
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  1. 2013/04/08(月) 19:22:28
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まかないさん、

もう読んでいらっしゃいましたか。 さすが!

私も読んで損がない作品だと思いました。 勿論、小説でなく体験者のノンフィクションも読んだほうが良いかもしれませんが、そのきっかけにはなるし、そちらを読まなくてもこの本で戦争の一面を知る事は出来ますよね。
色々読んでいる書評を書いた人達が、引用だと書いてるぐらいだから。

アメリカは当時は物量が絶対的に違うから、例えば飛行機にしても頑丈で高性能の物が作れたのであって、結果的に兵士の命を守ったのかもしれませんね。
まあ、日本の軍隊は捕虜とか絶対に認めない、殺人組織だった訳だけど。
それにしても当時の軍隊は、兵站を全く考えていない、戦地で調達とか有り得ない戦略(とすら言えない)で、兵隊は消耗品で、いったい何で勝つつもりだったのか・・。
終いには一億総玉砕とか、いったい何の為に兵隊は戦争したのか。

私は原発に関しての責任の大部分は、政権政党の自民党にあったと思っています。
私が情報を国民に知らせなかったと書いたのは、福島原発の爆発時の情報だけでなく、
長く自民党政権が原発の真実を隠して(政治家は自分達も多分知らなかったのでしょうが)、ずっと国民に安全安心神話だけをいい続けてきた事です。
そして原発政策に関しては民主党も、あの時点までは一緒でした。
自民党は今でも原発容認→推進ですよ。 安倍さんははっきりそういっています。
でもその人を選んだのは国民で、選挙は原発政策だけで判断する訳ではないから、仕方無いと思う事にしています。
今国民の70%は政策を支持してるし、低迷していた経済にいくらか明るさが見えたという事ですから。
経済の発展には電力はかかせないそうです。
発展って何でしょうね。
選挙で投票できる政党がないのよねえ、私には・・・。それでも選挙にはいくけど。

今、百田氏の他の小説を読んでるけど、軽いかる~い、TVドラマ向けの小品です。
司馬遼太郎ってやっぱり凄いなあと、他のことに感心しています。





  1. 2013/04/01(月) 18:15:37
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Gaviちゃん、

私は面白い本だと思ったし、知らない事が沢山あったので、読んで良かったと思いました。
特攻も決して許せない戦略だけど、回天や桜花を考えた人はたとえ戦争中とはいえ、人とは言えない人達だと思います。
マンハッタン計画は原爆開発計画としか知らなかったので、ちょっと検索して見つけた本を注文しました。
ニューメキシコで実験したんですよね? そこでも被害があった様に思うんですが。
プルトニウムを注射したとか、731部隊と同じですね。 731は中国人にやったんだけど。

原発もね、安全で安価でエコだとさんざん政府も東電も言っていたけど、危険でこれ以上高いエネルギーはないという事が判った訳ですよね。
でも、知るチャンスは沢山あった。 それを知ろうとしなかった責任は、我々国民にもあったのではないでしょうか。
戦争も、自虐史観だと言われるのでしょうが、私は当時の国民は被害者であると同時に加害者であるとも思います。
勿論、今の我々より余程得られる情報が少なかったし、大正から戦前生まれの国民はそういう教育を受けてきた訳だから、指導者と同等の責任があるとは思わないけど。

Noというのは難しい事です。
戦前の国民に責任があると書いている私も、原発に反対だったけど、3・11までは明言する事は出来なかった。 左翼だとか遅れてる人間だとかいわれるのが怖かったから。

それに原発に関しては、利益を得る人達だけでなく、今でも原発推進する人達を選挙で選んでいるのは我々選挙民だもの。

福島の浪江町が一部人が入れる様になったそうで、まだ残っている犬猫が助けられるとよいなあと思うのですが・・。




  1. 2013/04/01(月) 17:49:02
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Kotoraさん、

この本をお持ちでしたか。 もう2年位前に文庫化された本なんですよね。
かなり話題になった本らしくて、本屋大賞を取ったとか。
私は全く知らなかったので、偶然に読んで良かったと思っています。
amazonの書評のおもしろいのは、右の人は自虐史観に基づいた小説だといい、
左の人は特攻などを美化しすぎていると、書いてる事です。
どっちもどっちで、左右どちらにも偏ると不思議な物が見えるらしいなあ と思いました。

アメリカの一般国民の放射能の知識は、この「ぼくたち・・」から変わってないかもしれません。
この時は軍部が意図的に兵士を水爆実験の放射線に曝したんだけど、ちょっと前の番組で今の米軍の訓練で放射線から身を守る方法が、伏せるとか背を向けるとか、何かの陰に隠れるとか、そんな方法だったのに驚きました。
機会があったら読んでみて下さい。 お送りしたいのですが、手元に残しておきたい本なので。

ところで、私のプロバイダーはniftyなのですが、niftyはIPアドレスが固定ではないらしく、ランダムに変わるはずです。
私のIPアドレスが変わるのを待ちますかなあ・・。(笑)
でもniftyの様なシステムだと、使っていらっしゃるスパムソフトは有効なのでしょか?
もしかしたらスパム判断されている方々は、私と同じniftyユーザーなのかも。





  1. 2013/04/01(月) 17:31:13
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  3. REI #-
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[title]:

私も読みました。
確かに現代の部分はなんかちょっとひねりがないというか、いっそのこと普通にドキュメンタリー調にしてたらよかったのにとは思います。
本自体はとてもよかったと思います。
若者はみんな読むべきじゃないでしょうか。
こういう本を読むといつも、今の私達日本人は、こうやっていやがおうでも日本を守ろうとした人達に顔向けができるだろうかって思います。
私もアメリカの件はREIさんのおっしゃる通りと思います。
未だに兵士はいろんな実験に使われているとのうわさが絶えません。戦時中、指揮官が一人ひとりの命なんて考えられるでしょうか。ただ単純に兵士の数が多く休む余裕
があっただけだと思います。

私も今の日本と同じだなって思いました。
特に民主党時代の。
ばかな指揮官の下についた軍人はとても不幸ですし、
ばかな政治家の下にいる国民もとても不幸です。
政治家は確かに選べますが、自民党と民主党、どっちを
選んでも、なんかどうなんだろうかなぁと思ったりします。

何冊も大作が書けるのが本物の作家なのかなと思います。
いい作品はいろんなアイディアを時間かけてつめれば
書ける人は多少いるんでしょうけどね。
アイディアは続かないんでしょうね。
  1. 2013/04/01(月) 12:15:45
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  3. まかない #-
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[title]:

読んでないご本だから・・・だけどいいご本みたいなのにゃあ!
戦争って。。。勝った方はきれいごとが言えるから・・・だけど・・
・結局どちらにしても多かれ少なかれで同じことだと思うのにゃあ!
アメリカだってマンハッタン計画なんかで兵隊さんや一般市民
放射能の影響実験にヒミツで使ってたわけだし・・・
戦争も・・・原発なんかも・・・結局いろぉんなことが目にみえにくい一部の人の権力や利益のために
一般のひとたちを使って行われてることのような気がするよ・・・
目に見えにくいだけで・・・
みんながそれにNOって言える勇気があればいいよね。

  1. 2013/04/01(月) 08:34:17
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  3. Gavi #-
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[title]:

あ~この本、9月に日本で買ってきてるんですが、まだ読んでいないです。
面白そうなので読んでしまうのがもったいなくて取っておいてます。(笑

ぼくたちは水爆実験に使われた、知りませんでした。
いやその事実すら知りませんでした…。

IPアドレスか…。
私がスパムとして登録しているIPアドレスの番号のならびが一部REIさんのところのIPアドレスと同じでしたが。
一部でもいっしょでもスパムとされてしまうんですね…。
う~ん…。
今日更新した記事にも書きましたが、スパム対策ソフトが早く「学習」してくれるといいのですが…。
気をもませてごめんなさいです…。
  1. 2013/04/01(月) 06:13:31
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  3. kotora #-
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